その4.図面確認
注文住宅発注後に、見積書と同時に渡される設計図面(ラフプラン)。「実は見てもよくわからない…」という方も少なくないかも知れません。
ここではラフプランのチェックポイントを紹介します。せっかくあれこれ考えた末にかたちになった図面ですから、後で困らないようにがんばってチェックしましょう。
ラフプランのチェックポイント
配置図(敷地内での建物の位置を表した図面)
- 方位(道路の位置)と日照
- 隣家の位置と距離
- 敷地の形状・高低差
- 車や自転車の出し入れはスムーズか
- 接道から玄関へと続くアプローチの状態
平面図(間取り図)
- 打ち合わせの内容はしっかり反映されているか
- 部屋の広さや配置、収納の大きさ
- 各部屋への動線(キッチンからバス・サニタリー、寝室からトイレなどは短い動線で行き来できた方が便利)
- サッシの位置や扉の位置(引き戸・開き戸)
- 壁の構造
立面図(建物の外観・東西南北の4面を表した図面)
- 外観や屋根の形状
- 開口部の種類(雨戸や格子の有無など)
- バルコニーの位置や形状
断面図(建物を縦に切断して内部の断面を表した図面)
※平面図と併せて見ると、立体的にイメージできる
- 地盤面から1・2階の床までの高さ
- 軒の出や高さと建物の最高高さ
- 天井の高さ
- 上下階の関係
平面詳細図(実施設計の段階で平面図を詳しく尺度をあげて書く図面)
- 屋内の高低差(階段の踏み面・けあげ寸法なども)
- 持ち込み家具や家電製品などの寸法(完成後に入らないということもあるので注意)
- フローリングの張り方の方向
展開図(部屋の内部から見た東西南北の壁面を表す図面)
※天井の高さや開口部の位置、造作家具、スイッチやコンセント、リモコンの位置などを記載。平面図と併せて見ると、立体的にイメージできる
- 天井や開口部、カウンターなどの高さ
- 設備機器類の高さや位置など
- コンセントやスイッチの数
- 持ち込み家具の高さや奥行き
設備図(電気設備図、給排水設備図、換気設備図など)
- それぞれの設備器具の位置と種類(機種)
- 照明・設備関係では、配線計画(どこでON/OFFできるか)の確認
- 屋外防水コンセントの位置や給水栓の位置